スーパーGT第2戦富士は予選スーパーラップが行われ、気温が下がる中、ミシュランタイヤ装着車のDENSO SARD SC430がポールポジション、S Road MOLA GT-Rが2番手とフロントロウ独占という結果となった。GT300クラスは#88 JLOCランボルギーニRG-3がポールを獲得している。

 公式予選1回目を終えた後、1時間の間をおいてスタートした予選スーパーラップ。気温16度、路面温度19度というコンディションでスタートした。まずはGT300クラスのスーパーラップで、エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電がアタック。1分43秒814というタイムをマークする。しかし、続くJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458もARTA Garaiyaもリール ランボルギーニRG-3もタイヤの発熱に苦しんだか、コーナーで厳しい状況が見て取れ、紫電のタイムを上回ることができない。

 紫電を上回ってきたのは、山内英輝駆るPACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ。この山内のタイムはしばらくトップに君臨するが、F3でのライバルでもあった関口雄飛が駆る#88 JLOCランボルギーニRG-3が山内のタイムを上回りトップに浮上。ラストアタッカーである影山正美駆るHANKOOK PORSCHEのアタックに注目が集まったが、影山のタイムは関口にわずかに及ばず。関口&#88 JLOCランボルギーニRG-3が開幕ポールを獲得してみせた。

 続くGT500クラスのスーパーラップ。気温は16度のままながら、路面温度は18度に下がった。2番手アタッカーのADVAN KONDO GT-Rを駆る安田裕信がかなりいいタイムをマークし、RAYBRIG HSV-010の伊沢拓也、ENEOS SUSTINA SC430の大嶋和也も、MOTUL AUTECH GT-Rのブノワ・トレルイエも及ばず。KEIHIN HSV-010の金石年弘は1コーナーでスピンを喫してしまい、ADVAN KONDO GT-Rはグリッドを大きく上げることになった。

 安田のタイムを上回ってみせたのは、ミシュランタイヤ装着のDENSO SARD SC430をドライブする石浦宏明。残るは3台となったが、なんと昨年王者ウイダーHSV-010を駆るロイック・デュバルがスピン! カルソニックIMPUL GT-Rを駆るFニッポン王者ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラでもDENSO SARD SC430のタイムに及ばず、ミシュランの性能が発揮されることになった。

 最後のアタッカー、S Road MOLA GT-Rを駆るロニー・クインタレッリは、石浦同様しっかりとグリップを確認しながらアタックするも、石浦のタイムにはわずかに及ばず、DENSO SARD SC430がひさびさのポールポジション獲得となった。また、S Road MOLA GT-Rが2番手につけ、ミシュラン装着車がフロントロウ独占を果たしている。

 3番手にはADVAN KONDO GT-Rがつけ、ブリヂストン装着車がトップ3に入れないという異例の結果に。HSV-010勢は2台がスピンを喫し、7番手のRAYBRIG HSV-010が最上位となった。

本日のレースクイーン

葉月美優はづきみう
2025年 / スーパーGT
NGK SPARK PLUGS Ambassador
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年2月号 No.1616

    スーパーGT 20周年記念特集
    激動、勇退、高揚。
    忘れられない20年

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円